お知らせ
パーキンソン病の運動療法:転倒予防と歩行改善のための自宅エクササイズ

はじめに:パーキンソン病の基礎知識とリハビリの重要性
こんにちは!千葉県市川市の「リハビリデイセンターゆずの樹」機能訓練指導員の吉田です。
本日は、パーキンソン病をお持ちの方、そしてそのご家族の皆様に向けて、リハビリの重要性についてお話させていただきます。
パーキンソン病とは、脳内の特定の神経細胞が減少することで、手足の震え、筋肉のこわばり、動作の緩慢さ、バランスの悪さといった運動機能に関する様々な症状が現れる病気です。これらの症状は、日常生活における様々な動作を困難にしてしまう可能性があります。
しかし、適切なリハビリテーションを行うことで、パーキンソン病の進行を遅らせ、症状を軽減し、日常生活の質を維持することが十分に期待できます。リハビリは、患者様ご本人だけでなく、ご家族の皆様にとっても、より穏やかで充実した生活を送るための重要な支えとなります。
私たちリハビリデイセンターゆずの樹では、パーキンソン病をお持ちの方、お一人おひとりに合わせた個別リハビリテーションプログラムを作成しております。専門的な知識と豊富な経験を持つスタッフが、運動療法や日常生活動作訓練などを通して、皆様の「できること」を最大限に引き出し、より質の高い生活を送っていただけるよう、精一杯サポートさせていただきます。
【自宅で簡単】パーキンソン病の進行を緩やかにするリハビリ体操
パーキンソン病の症状は多岐にわたりますが、日常生活の中で少し意識を変えるだけでも、運動機能を維持しやすくなります。ここでは、ご自宅で簡単に行えるエクササイズをいくつかご紹介します。無理のない範囲で、毎日続けることが大切です。
「日常生活動作を意識した運動のポイント」
・ゆっくりと、大きな動作を心がける: 急な動作は転倒のリスクを高めます。
・安定した姿勢で行う: 椅子に座る、壁に手をつくなど、安全を確保しましょう。
・呼吸を止めない: 力を入れる際に息を吐き、緩める際に息を吸うのが基本です。
・痛みを感じたら無理しない: 体調に合わせて、運動の強度や回数を調整しましょう。
1.手指の体操: グーパー運動や指を一本ずつ曲げ伸ばしする運動は、手の震えやこわばりの軽減に役立ちます。
2.手足のストレッチ: 腕や脚をゆっくりと伸ばすストレッチは、筋肉のこわばりを和らげ、関節の可動域を維持するのに役立ちます。
3.歩行練習: 姿勢を意識して、ゆっくりと歩く練習は、歩行の安定性を高めます。かかとから着地し、つま先でしっかり蹴り出すことを意識しましょう。
4.バランス練習: 椅子に座って片足を少し浮かせる、壁に手をついて立つなどの練習は、バランス感覚を養い、転倒予防につながります。
これらの体操は、無理のない範囲で毎日続けることが大切です。もし痛みを感じたり、不安な場合は、無理に行わず、医師や専門家にご相談ください。
リハビリデイセンターゆずの樹のパーキンソン病への取り組み
「リハビリデイセンターゆずの樹」は、介護保険が適用できるリハビリ特化型デイサービスです。パーキンソン病の方に対しては、柔道整復師、マッサージ師、鍼灸師、作業療法士、看護師、介護福祉士、生活相談員といった多職種の専門家が連携し、お一人おひとりの症状や目標に合わせた個別リハビリプログラムを提供しています。
具体的には、運動療法(筋力トレーニング、バランス訓練、歩行訓練など)、作業療法(日常生活動作の練習、趣味活動の支援など)、物理療法(マッサージ、温熱療法など)などを組み合わせ、総合的なアプローチでadl(日常生活動作)の維持・向上、qol(生活の質)の向上を支援いたします。ご自宅での自主トレーニングに関するアドバイスや、ご家族へのサポートも行っておりますので、安心してご利用ください。
まとめ:専門家と連携し、前向きな生活を送りましょう
パーキンソン病と向き合いながらも、諦めずに前向きな生活を送ることは十分に可能です。
早期発見、適切な医療、そして継続的なリハビリテーションが、その鍵となります。「リハビリデイセンターゆずの樹」には、様々な専門職が在籍しており、皆様の在宅生活を全力でサポートさせていただきます。ご本人様だけでなく、ご家族の方も、不安なことや困っていることがあれば、お気軽にご相談ください。私たちと一緒に、できることを一つずつ増やしていきましょう。
~通所型サービス~
〇市川リハビリデイセンターゆずの樹〇
(平田店)市川市平田2-5-4 ☎ 047-321-4835
(稲越店)市川市稲越2-9-14 ☎ 047-315-8941
(大野店)市川市南大野3-20-5 ☎ 047-710-4562
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〇ゆずの樹訪問マッサージ治療院〇
訪問マッサージのご依頼窓口 ☎ 047-710-4562