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2025
07 / 04
09:30

『訪問介護』~ヘルパーさんに依頼できること・できないことリスト~

『訪問介護』~ヘルパーさんに依頼できること・できないことリスト~

はじめに:訪問介護(ヘルパー)さんへ依頼できる(できない)ことはご存じでしょうか?

 

こんにちは!千葉県市川市の「リハビリデイセンターゆずの樹」機能訓練指導員の吉田です。

ご自宅での生活を続ける上で、訪問介護(ヘルパー)さんのサポートは心強い味方になりますよね。でも、「具体的にどんなことを頼めるんだろう?」「これはお願いしてもいいのかな?」といった不安を抱えていませんか?もしかしたら、「前にこんなことをお願いしたら断られた…」という経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

訪問介護は、ご自宅で自立した生活を送るための大切なサービスですが、その範囲は介護保険制度によって細かく定められています。このサービス範囲を正しく理解しておくことは、訪問介護を効果的に利用し、ヘルパーさんとの良好な関係を築く上で非常に重要です。

このブログ記事では、訪問介護で「できること」と「できないこと」を具体的に解説し、皆様の疑問や不安を解消し、より安心してサービスをご利用いただけるようお手伝いします。

 

訪問介護(ヘルパー)に依頼できること

 

訪問介護サービスは、大きく分けて「身体介護」と「生活援助」の2つがあります。
それぞれ、ご利用者様が自立した日常生活を送るために必要な支援を提供します。

  • 身体介護:ご利用者様の身体に直接触れて行う介護のことです。

    • 食事の介助:食事を食べる際の介助、服薬の確認など。

    • 入浴の介助:入浴時の洗髪、洗身、着替えの介助など。

    • 排泄の介助:トイレへの誘導、おむつ交換、ポータブルトイレの介助など。

    • 身体の清拭・洗髪:入浴が難しい場合の身体を拭いたり、髪を洗ったりする介助。

    • 着替えの介助:着替えのサポート、パジャマから日中の服への着替えなど。

    • 体位変換:床ずれ予防のための身体の向きを変える介助。

    • 移動・移乗の介助:ベッドから車椅子への移動、歩行の介助など。

    • 通院介助:病院への付き添い、受付の手伝いなど。(原則として、病院内での介助は含みません)

    • 服薬介助:薬を飲むことを促したり、薬の準備をしたりする介助。

  • 生活援助:ご利用者様の日常生活を支援するための家事援助です。ご利用者様本人が一人暮らしの場合や、同居家族がいても障害や疾病などの理由で家事が困難な場合に限られます。

    • 掃除:ご利用者様が普段利用する居室、トイレ、お風呂などの掃除。

    • 洗濯:ご利用者様の衣類の洗濯、乾燥、たたみ、収納など。

    • 調理:ご利用者様の食事の準備、配膳、片付けなど。

    • 買い物:ご利用者様の日用品や食材の買い物代行。

    • 薬の受け取り:薬局への薬の受け取り代行。

これらのサービスは、ご利用者様の自立支援QOL(生活の質)の向上を目的として提供されます。


 

訪問介護(ヘルパー)に依頼できないこと

 

一方で、訪問介護では、以下の内容は基本的に依頼できません。これらの線引きは、介護保険制度の目的と、ヘルパーの専門性に基づいています。

  • 医療行為

    • インスリン注射、摘便、点滴の管理、床ずれの処置、経管栄養など、医療従事者でなければ行えない行為はヘルパーでは対応できません。

    • これらは医師や看護師の指示のもと、看護師が行うべき行為です。

  • 日常生活に直接関係のないこと

    • 来客対応:訪問介護中に来客があった際の応対や、お茶出しなど。

    • 庭の手入れ・草むしり:庭木の剪定や草むしりなど。

    • 大掃除:年末の大掃除や、窓拭き、ワックスがけなど、日常的な範囲を超える掃除。

    • 家具の移動・模様替え:大型家具の移動や配置換えなど。

    • ペットの世話:散歩、餌やり、排泄物の処理など。

    • 車の洗車:自家用車の洗車。

    • 金銭管理:預金の引き出し、公共料金の支払い代行など。

  • 利用者の家族のための行為

    • 同居家族の食事の準備や洗濯、部屋の掃除など、ご利用者様以外の家族のための援助。

    • 特別な事情がない限り、同居家族がいる場合は生活援助の提供が制限されます。

  • 専門的な知識や技術が必要な行為

    • 壁の修繕や電球の交換など、専門業者に依頼すべき行為。

    • 身体介護であっても、リハビリ専門職が行うような専門的な機能訓練は、訪問介護の範囲外となる場合があります。

これらの内容は、ヘルパーの業務範囲外とされており、無理に依頼するとトラブルの原因となる可能性があります。事前にサービス内容をよく確認し、担当のケアマネジャーさんに相談することが大切です。


 

知っておきたい!訪問介護のサービス対象外となるケース

 

訪問介護を利用する上で、特に誤解されやすい、あるいは判断に迷いやすいサービス対象外のケースについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

  • 同居家族がいる場合の生活援助の制限

    • 原則として、同居家族がいる場合は、その家族が家事を行える能力があると判断されれば、ヘルパーによる生活援助(掃除、洗濯、調理、買い物など)は提供されません

    • ただし、同居家族が病気や障害、仕事などで家事を行うことが著しく困難な場合は、例外的に生活援助が認められることもあります。この判断は個別ケースによって異なるため、必ずケアマネジャーに相談しましょう。

  • 「ついでに…」はNG

    • 例えば、ご利用者様の買い物に行ったついでに、家族の個人的な買い物を頼む、といったことはできません。ヘルパーの業務は、あくまでご利用者様のために限定されます。

  • 趣味や娯楽に関する外出の付き添い

    • 介護保険の訪問介護で認められている外出介助は、日常生活に必要な外出(通院、買い物など)に限られます。

    • 映画鑑賞や旅行、友人の家への訪問といった趣味や娯楽を目的とした外出への付き添いは、基本的にサービス対象外となります。これらについては、自費サービスやNPO法人などの支援を検討する必要があります。

  • 植木の水やりやペットの世話

    • これらは生活援助の範囲には含まれません。ご利用者様の直接的な身体介護や生活に必要な家事とは異なるためです。

これらの線引きは、介護保険制度の目的である「自立支援」と「公平性」に基づいています。

 

まとめ:訪問介護を賢く利用して、安心の在宅生活を!

 


今回は、訪問介護(ヘルパー)に「依頼できること」と「「できないこと」について詳しく解説しました。訪問介護は、ご利用者様が住み慣れたご自宅で安心して生活を続けるための大切なサービスです。身体介護生活援助を通じて、日常生活をサポートしてくれます。

しかし、医療行為やご利用者様以外のご家族のための援助、趣味・娯楽目的の外出への付き添いなど、ヘルパーの業務範囲外となる内容も明確に定められています。これらの線引きを正しく理解しておくことで、ヘルパーさんとのスムーズな連携が図れ、安心してサービスを利用できます。

もし、「もっと専門的なリハビリを受けたい」「身体機能を維持・向上させたい」とお考えであれば、リハビリ特化型デイサービスの「リハビリデイセンターゆずの樹」がお力になれます。当施設では、多職種の専門家が連携し、お一人おひとりに合わせた個別リハビリテーションを提供しています。訪問介護と合わせて活用することで、より充実した在宅生活を送ることが可能です。

訪問介護の利用や、在宅での生活について何かお困りごとがあれば、まずは担当のケアマネジャーさんにご相談ください。そして、リハビリや介護予防に関することなら、いつでも「リハビリデイセンターゆずの樹」にご連絡ください。皆様の安心と笑顔のために、全力でサポートさせていただきます!

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