健康寿命サポート通信
『膝の水がたまる』原因と対処法
『膝の水がたまる』原因と対処法
こんにちは!千葉県市川市の「リハビリデイセンターゆずの樹」機能訓練指導員の吉田です。
「膝が腫れて曲げにくい…」
「歩くと膝が痛い…」
「病院で“水がたまっている”と言われた」
そんなお悩みはありませんか?
膝に水がたまると、曲げ伸ばしがしづらく、歩行にも影響が出てしまいます。
「年齢のせいかな…」と放置してしまう方も少なくありませんが、これは膝の炎症が起きているサインです。
■ なぜ膝に水がたまるの?
膝関節の中には「関節液」があり、膝をスムーズに動かす潤滑油のような役割をしています。
しかし、炎症が起こると関節液が増えすぎてしまい、膝が腫れてしまいます。
主な原因はこちらです。
- ① 変形性膝関節症(軟骨のすり減り)
- ② 半月板損傷・靭帯損傷(ひねり動作・転倒)
- ③ 膝の使いすぎ(階段・長歩行・正座など)
- ④ リウマチ・感染症などの病気
■ 放置するとどうなる?
- 膝の変形が進行して痛みが慢性化
- 歩行が不安定になり転倒リスクが上昇
- 筋力低下でさらに膝痛が悪化
- 可動域(曲げ伸ばし)が制限される
膝の腫れは「炎症が起きています」という身体からのSOSです。早めの対処が必要です。
■ 自宅でできる対処法
① 冷却(アイシング)
痛みや腫れが強いときは、10〜15分を目安に冷やしましょう。
※冷やしすぎには注意してください。
② 膝に負担をかけない
階段は手すりを使用する、長時間の歩行は避けるなど、炎症期は無理をしないことが大切です。
③ 太もも前の筋力トレーニング
<膝伸ばし運動>
椅子に座り、片足を前に伸ばして膝をピンと伸ばす。
太ももに力を入れて5秒キープ × 10回。
④ 膝裏ストレッチ
タオルを足裏に引っ掛け、軽く引きながら膝裏を伸ばすと負担が減ります。
■ 医療機関での主な治療
- 関節の水抜き(穿刺)
- 湿布・消炎鎮痛薬
- ヒアルロン酸注射
- リハビリテーション
水を抜いても、炎症の原因を改善しなければ再び溜まることがあります。
■ 再発予防のポイント
- 太ももの筋力をつける
- 膝に負担をかけにくい歩き方
- 正しい姿勢を意識する
特に大腿四頭筋(太もも前)は“膝のサポーター”のような役割があります。
■ ゆずの樹でできるリハビリ
当施設では、柔道整復師・鍼灸師・作業療法士・看護師など多職種が連携し、
- 炎症を抑える施術
- 太もも・膝周囲の筋力トレーニング
- 正しい姿勢や歩行の練習
- 自宅でできるケア方法の指導
など、お一人おひとりに合わせたリハビリをご提供しています。
■ まとめ
膝の水がたまるのは、膝の炎症による身体のサインです。
放置せず、早めにケアすることで痛みの軽減や再発予防につながります。
冷やす・休める・筋力をつける・使い方を見直す。
この4つを意識して、膝の健康を守りましょう。
膝のお悩みがある方は、ぜひお気軽に「リハビリデイセンターゆずの樹」へご相談ください。

