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健康寿命サポート通信

2025
12 / 04
10:00

『膝の水がたまる』原因と対処法

『膝の水がたまる』原因と対処法

『膝の水がたまる』原因と対処法

こんにちは!千葉県市川市の「リハビリデイセンターゆずの樹」機能訓練指導員の吉田です。

「膝が腫れて曲げにくい…」
「歩くと膝が痛い…」
「病院で“水がたまっている”と言われた」
そんなお悩みはありませんか?

膝に水がたまると、曲げ伸ばしがしづらく、歩行にも影響が出てしまいます。
「年齢のせいかな…」と放置してしまう方も少なくありませんが、これは膝の炎症が起きているサインです。


■ なぜ膝に水がたまるの?

膝関節の中には「関節液」があり、膝をスムーズに動かす潤滑油のような役割をしています。
しかし、炎症が起こると関節液が増えすぎてしまい、膝が腫れてしまいます。

主な原因はこちらです。

  • ① 変形性膝関節症(軟骨のすり減り)
  • ② 半月板損傷・靭帯損傷(ひねり動作・転倒)
  • ③ 膝の使いすぎ(階段・長歩行・正座など)
  • ④ リウマチ・感染症などの病気

■ 放置するとどうなる?

  • 膝の変形が進行して痛みが慢性化
  • 歩行が不安定になり転倒リスクが上昇
  • 筋力低下でさらに膝痛が悪化
  • 可動域(曲げ伸ばし)が制限される

膝の腫れは「炎症が起きています」という身体からのSOSです。早めの対処が必要です。


■ 自宅でできる対処法

① 冷却(アイシング)

痛みや腫れが強いときは、10〜15分を目安に冷やしましょう。
※冷やしすぎには注意してください。

② 膝に負担をかけない

階段は手すりを使用する、長時間の歩行は避けるなど、炎症期は無理をしないことが大切です。

③ 太もも前の筋力トレーニング

<膝伸ばし運動>
椅子に座り、片足を前に伸ばして膝をピンと伸ばす。
太ももに力を入れて5秒キープ × 10回。

④ 膝裏ストレッチ

タオルを足裏に引っ掛け、軽く引きながら膝裏を伸ばすと負担が減ります。


■ 医療機関での主な治療

  • 関節の水抜き(穿刺)
  • 湿布・消炎鎮痛薬
  • ヒアルロン酸注射
  • リハビリテーション

水を抜いても、炎症の原因を改善しなければ再び溜まることがあります。


■ 再発予防のポイント

  • 太ももの筋力をつける
  • 膝に負担をかけにくい歩き方
  • 正しい姿勢を意識する

特に大腿四頭筋(太もも前)は“膝のサポーター”のような役割があります。


■ ゆずの樹でできるリハビリ

当施設では、柔道整復師・鍼灸師・作業療法士・看護師など多職種が連携し、

  • 炎症を抑える施術
  • 太もも・膝周囲の筋力トレーニング
  • 正しい姿勢や歩行の練習
  • 自宅でできるケア方法の指導

など、お一人おひとりに合わせたリハビリをご提供しています。


■ まとめ

膝の水がたまるのは、膝の炎症による身体のサインです。
放置せず、早めにケアすることで痛みの軽減や再発予防につながります。

冷やす・休める・筋力をつける・使い方を見直す。
この4つを意識して、膝の健康を守りましょう。

膝のお悩みがある方は、ぜひお気軽に「リハビリデイセンターゆずの樹」へご相談ください。

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