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2025
06 / 12
10:00

『白内障』かも?見えづらさを感じたらすぐできるセルフチェックと予防法

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はじめに:見えづらさに隠された白内障のサイン

こんにちは!千葉県市川市の「リハビリデイセンターゆずの樹」機能訓練指導員の吉田です。

最近、視界がかすむ、物がぼやけて見える、明るい場所でまぶしさを強く感じるなど、見え方の変化に不安を感じることはありませんか?もしかしたら、それは白内障のサインかもしれません。

白内障は、目のレンズの役割を果たす「水晶体」が濁ってしまうことで視力が低下する病気です。加齢とともに多くの方に見られますが、「年だから仕方ない」と諦める必要はありません。早期に気づき、適切な対策を講じることで、クリアな視界を取り戻し、より快適な日常生活を送ることが十分に期待できます。このブログでは、白内障について正しく理解し、早期発見と対策によって、皆さんが安心して豊かな生活を送るためのヒントをお届けします。

 

白内障ってどんな病気?原因と症状を詳しく解説

白内障は、目の中にある水晶体が白く濁ってしまう病気です。水晶体は、カメラのレンズのような役割をしており、外から入ってきた光を屈折させて網膜に像を結ばせます。この水晶体が濁ると、光がうまく網膜に届かなくなり、視力低下を引き起こします。

主な原因は加齢で、60代では約70%、80代ではほぼ100%の人に何らかの白内障が見られると言われています。その他にも、糖尿病などの全身疾患、アトピー性皮膚炎などの目の病気薬剤(ステロイドなど)の影響、目の怪我などが原因となることもあります。

白内障の代表的な症状は以下の通りです。

  • 視界が全体的にかすむ、ぼやける:まるで霧がかかったように見えたり、薄い膜がかかっているように感じたりします。
  • まぶしさを感じる:特に日中の屋外や夜間の車のヘッドライトなど、強い光が異常にまぶしく感じられます。
  • 物が二重、三重に見える:片目で見たときに、物が複数に見えることがあります。
  • 視力低下:眼鏡やコンタクトレンズを変えても、視力が改善しないことがあります。
  • 色が薄く見える:色を識別しにくくなったり、全体的に黄みがかって見えたりすることがあります。

これらの症状はゆっくりと進行するため、初期には自覚しにくいこともあります。しかし、進行すると日常生活に大きな支障をきたす可能性もあります。


もしかして白内障?自分でできるチェックリストと予防策

「もしかして、私にも白内障の症状があるかも?」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。ここでは、ご自宅で簡単にできるセルフチェックと、日頃から意識できる予防策をご紹介します。

【簡易セルフチェックリスト】

  ☐ 以前より物がかすんで見えることがある

  ☐ 明るい場所や屋外で、以前よりまぶしく感じる

  ☐ 片目で見たときに、物が二重や三重に見えることがある

  ☐ 夜間の車の運転がしづらいと感じる

  ☐ 以前より視力が低下したように感じる(眼鏡が合わなくなったなど)

  ☐ 全体的に色が薄く見えたり、黄みがかって見えたりする

   もしチェックが複数ついた場合は、一度眼科を受診することをおすすめします。

【日常生活でできる予防策】 白内障の原因の多くは加齢によるものですが、進行を遅らせるための対策は可能です。

  • 紫外線対策:紫外線は水晶体の濁りを進行させると言われています。外出時にはUVカット機能のある帽子やサングラスを着用しましょう。
  • バランスの取れた食生活:目の健康維持に良いとされる、ビタミンCやE、ルテイン、ゼアキサンチンなどを多く含む緑黄色野菜や果物を積極的に摂りましょう。
  • 目の休養:長時間のスマホやPC作業は目を疲れさせます。適度な休憩を挟み、目を休ませる習慣をつけましょう。
  • 禁煙:喫煙は白内障のリスクを高めると言われています。

これらの予防策は、白内障だけでなく、他の目の病気や全身の健康維持にも繋がります。


白内障の治療法:手術とその後の生活について

白内障の最も効果的な治療法は、濁った水晶体を人工の眼内レンズに置き換える手術です。手術は通常、局所麻酔で行われ、数十分で終了することが多く、入院せずに日帰りで行われることも珍しくありません。

手術のタイミングは、患者様の見え方の不自由さ日常生活への影響、そして眼科医との相談によって決められます。「まだ大丈夫」と思っていても、進行してからの手術では、他の目の病気の有無などによって手術の難易度が上がったり、回復に時間がかかったりすることもあります。

手術では、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。

  1. 単焦点眼内レンズ:特定の距離(遠くか近く)に焦点を合わせるレンズです。多くの場合、遠くがよく見えるように設定され、近くを見る際には老眼鏡などが必要になります。
  2. 多焦点眼内レンズ:遠くも近くもある程度見えるように設計されたレンズです。眼鏡なしで過ごせる時間が長くなる可能性がありますが、光の見え方や費用の面で単焦点レンズと異なる点もあります。

どのレンズが適しているかは、ライフスタイルや希望する見え方によって異なりますので、担当医とよく相談することが重要です。

手術後は、感染予防のために点眼薬を使用したり、しばらくの間は目に負担をかけないように安静にしたりする必要があります。また、手術によって視力は回復しますが、それまでの見え方との違いに戸惑ったり、新たな見え方に慣れるまでに時間が必要な場合もあります。


まとめ:クリアな視界で豊かな生活を!

今回のブログでは、白内障の基本的な知識から、ご自宅でできるセルフチェック、そして予防策、さらには見え方の変化に合わせたリハビリの考え方についてお伝えしました。

白内障は、加齢とともに誰にでも起こりうる病気ですが、早期に気づき、適切な対策を講じることで、進行を遅らせたり、手術によってクリアな視界を取り戻したりすることが可能です。

「リハビリデイセンターゆずの樹」は、白内障の専門治療を行う機関ではありませんが、見え方の変化によって日常生活に不安を感じている皆様を、リハビリテーションを通じてサポートいたします。見えづらさによる転倒の不安、生活動作の困難さなど、どんな些細なことでも構いません。私たち専門スタッフが、皆様の「できること」を最大限に引き出し、豊かな生活を送っていただけるよう、精一杯お手伝いさせていただきます。

一人で悩まずに、ぜひ一度私たちにご相談ください。クリアな視界で、笑顔あふれる毎日を一緒に目指しましょう。

 

 

 

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